岩手県知事の達増(たっそ)拓也知事は、今年の9月で任期が満了します。
8月17日に告示がされますが、達増拓也知事も5期目の岩手県知事として立候補を表明しました。
長期に渡り、岩手県の知事として活躍されてきた達増拓也知事ですが、一部からは土下座知事と呼ばれているそう。
なかなかのパワーワードですが、なぜ達増拓也知事が土下座知事と呼ばれるようになったのか、気になる過去や実績、周囲からの評価を調査しました!
前知事選挙でたっそ拓也が掲げた政策とは
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希望マニフェスト2019-2023まとめ
1.<東日本大震災津波からの復興>
2.<地域振興>
3.<幸福度の向上―いわて幸せ大作戦>
4.<産業振興>
5.<新時代に対応する地方自治の体制強化>
(引用:達増拓也公式ブログより)
前知事選挙があった2019年には達増拓也知事の公式ブログにて政策の表明しています。
ひとつひとつの項目についても非常に詳細にまとめられています。
達増拓也知事の公式ブログ 【https://ameblo.jp/tassotakuya/entry-12505235094.html】
達増拓也知事は「いわて県民計画(2019-2028)」を推進していて、その計画に、更に今必要な内容を盛り込んだ政策としています。
既に作られた計画だけでなく、必要なものを取り入れることが出来るスピーディーさも人気の一つかもしれませんね。
たっそ拓也が知事として行った活動・実績とは
- コンサルタント業者への政策立案の外注を見直し、県庁の立案能力を復活
- 東日本大震災での津波をはじめとした災害からの復旧、復興への取り組み
- 県内の産業振興や観光誘客への取り組み
4期に渡り岩手県知事として活躍されてきた達増拓也知事ですが、財政面や観光、最近では新型コロナに関する問題など様々な面で動いてくれていたそうです。
ひとつひとつ説明していきます。
コンサルタント業者への政策立案の外注を見直し、県庁の立案能力を復活
この実績の背景には、2001年から2007年まで岩手県知事を務めた増田寛也前知事が県庁の人員削減を行ったことにあります。
人員が減ってしまったために県庁の中の立案能力や専門性が低下してしまったため、増田前知事は政策立案や事業実施などの部分をコンサルタント業者に外注するようにしたそうです。
これについて、達増拓也知事は外注の状態かによって県政が不透明になる事を危惧し、県知事に就任してすぐにそれらを見直しすることを宣言しました。
他にも、達増拓也知事自らが各町長と意見交換をしたり、高校に出向いて英語の授業を行うなど積極的に外に出て県民と関わっているのだとか。
自分で考えることや、自分の意見をしっかり持つことの大切さを行動で示してくれていることがよくわかります。
東日本大震災での津波をはじめとした災害からの復旧、復興への取り組み
東日本大震災が起きたは達増拓也知事が知事に就任して1期目の終盤でした。
そこからの達増拓也知事は、岩手県の復旧・復興を最優先に全力を注いだそうです。
岩手県の達増拓也知事は2日で在任期間が5845日(16年)と歴代最長となった。2007年4月に就任し「(1期目の終盤で起きた)東日本大震災津波をはじめとした災害からの復旧、復興に最優先で取り組んだ」と振り返った。
今後について「引き続き岩手県の底力を全面的に引き出し、誰もが希望を持ってお互いに幸福を守り育てることができる県になることを目指し、県政運営に当たっていく」と決意を述べた。
(引用:日本経済新聞より)
また、達増拓也県知事は復興は「過去に戻る復興」ではなく、10年後にあるべき姿になるように、「未来に追いつく復興」を目指して活動を続けてきました。
東日本大震災から12年経った現在、目指していた町の再建はほとんど終えているそうです。
県内の産業振興や観光誘客への取り組み
こちらも東日本大震災と通ずるものがありますが、震災後岩手県への観光者はめっきり減ってしまったと言います。
達増拓也知事はまず復興道路の整備から取り組み、東北の6県で協力する事で令和元年には震災前と同じぐらいの観光者数が戻ってきたそうです。
達増拓也県知事は実際に観光地にも良く訪れてまわっているとのこと。
岩手県民に寄り添ってくれている知事なことが分かりますね。
達増拓也に対する世間の評価
達増拓也県知事に対する世間の評価を調査しました。
他の政治家との関係などで悪い意見もありましたが、今回は達増拓也知事本人にの働きぶりついての評価を紹介します。
『いわて県民集会』は大盛況。東北の地での“関西弁トーク”だったので、“漫才”と間違えた方もいるかもしれないが、私なりには精一杯の応援演説。達増知事は、知事の中でもピカイチの知事。震災復興、コロナ対策、子育て支援、どれもしっかりと対応してこられた。引き続き、頑張っていただきたい。 https://t.co/C96OxLYwQf pic.twitter.com/U1tawZqgwm
— 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) July 13, 2023
子育て支援の充実などで有名な、兵庫県明石市の元市長である泉房穂氏が、ピカイチの知事と絶賛しています。
コロナ対応で成功してるのは小池や吉村じゃなくて、愛知の大村、岩手の達増、和歌山の仁坂の各知事だっての。メディアはちゃんと取材しろ。
— あい (@z3379jigoku) June 23, 2020
岩手県の達増知事は三陸の復興、サブカルの振興、三陸道の整備、コロナ1号の時の対応の良さがあるから個人的に好きな政治家
— マリン501号 (@marinejobanE501) October 24, 2022
震災後の復興活動やコロナ禍での対応などスピードが求められるところで素早く対応したところが、一般の方からも評価されているようです。
新型コロナウイルスの感染者が国内で7000人を超えた2020年の4月に、全国で唯一感染者ゼロを継続していたのも岩手県でしたよね。
達増拓也知事は過去の岩手県知事の中でも歴代最長の在任期間を更新し続けています。
長期にわたり県知事を担っていく中で東日本大震災、コロナウイルス蔓延など大変な時期もありました。
そんな時に県民のことを第一に考えて、スピーディーに動いてくれる存在がいるのは岩手県民にとっても心強いのかもしれませんね。
土下座知事と呼ばれる理由
- 岩手県立医療施設の無床化計画を巡る審議中での出来事
- 上記の審議の結果、野党からの承認を得ることが出来ず、達増拓也知事は再議権を行使
- 同時に、県議会議員に土下座をした
達増拓也知事が土下座知事と呼ばれていることも有名な話ですが、一体なぜそのように呼ばれるようになったのか調べてみました。
土下座知事とだけ聞くと何か不祥事でもあったのかと感じてしまいますが、そうではありませんでした。
簡単に説明すると達増拓也知事は、2009年3月に医療従事者の人員不足が原因で、岩手県立医療施設の入院ベッドをなくし、近隣の医療施設へ行くための無償バスを用意するという案を出したそう。
しかしながら実際の話し合いでは無償のバスを用意をすることは難しく、そうなると付近に住んでいる住民の負担が大きくなると反発を受けたそうです。
それを受けて、どうしても案を通したい気持ちで再議権を行使し、例の土下座に至ったとのこと。
県知事が再議権を行使する事や土下座をすることは前例がないことで、無床化計画そのものより達増拓也知事の行動に注目が集まったそうです。
たしかに、土下座をしてなにかをお願いするという場面はなかなか出くわすことがありませんよね。
真剣な気持ちは伝わるかもしれませんが、少々やり過ぎだと思う人の方が多いかもしれません。
まとめ
今回は岩手県で長期間県知事を務めている達増拓也知事について調べました。
「土下座知事」と言う言葉についても言葉で聞いたことはあるものの、
実際どんなことをしたのかを調べると非常に熱い心を持った方だということがわかりました。
達増拓也知事の実績や土下座知事と呼ばれるようになった経緯などから見ても、岩手県を愛している気持ちも伝わりました。
次期県知事選の結果がどうなるかはわかりませんが、長期間に渡り活躍された達増拓也知事の頑張りは語り継がれるといいなと思います。
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