小説家であり法政大学・国際文学部教授を務める島田雅彦氏ですが
2023年4月に『安倍晋三元首相の暗殺を容認』するような発言をし大炎上しました。
今回は「島田雅彦炎上一連の流れ」と「島田雅彦の思想」について調査してみました。
本記事で分かること
- 島田雅彦のプロフィール
- 島田雅彦の炎上について
- 島田雅彦の思想について
- 左翼思想について
島田雅彦のプロフィール
- 名前:島田 雅彦(しまだ まさひこ)
- 生年月日:1961年3月13日(2023年4月現在62歳)
- 出生地:神奈川県川崎市
- 出身地:東京都
- 学歴:東京外国語大学・外国語学部露語学科
- 職業:小説家・大学教授
- 勤務大学:法政大学・国際文学部
- 小説家活動期間:1983年〜
- デビュー作:優しいサヨクのための嬉遊曲
島田雅彦氏は大学在学中に小説家としてデビューしています。
デビュー作の『優しいサヨクのための嬉遊曲』は芥川賞の候補にもなっています。
デビュー翌年の1984年には野間文芸新人賞を受賞し、2022年までに7つの賞を受賞しています。
島田雅彦氏の思想については後述していますが
これまで何度か政治に関する発言・行動をしています。
2016年に出版した『虚人の星』では毎日出版文化賞受賞しており、
贈呈式のインタビューのなかで「政治的に際どいことを書いてしまった」とコメントしています。
また「日本共産党を支持する」と表明しており、日本共産党創設100周年記念の際には講演会へ談話を寄稿しています。
2022年7月に起きた『安倍晋三氏襲撃事件』に関して
「統一教会と協力関係にある政党はマフィアみたいなもの」
「不幸なことだが暗殺が奇跡的に成功してしまったことにより、今まで隠ぺいされてきた不都合な真実が次々と露呈してしまい、自民党の屋台骨も揺らいでいるようだ」
といった事件を容認するような発言をしている。
島田雅彦が「(安倍元首相の)暗殺が成功してよかった」と発言し大炎上
常軌を逸する発言です…
( 2022年紫綬褒章 ) 小説家の島田雅彦 →「こんな事を言うと顰蹙 ( ひんしゅく ) を買うかもしれないけど、今まで何ら一矢報いる事が出来なかったリベラル市民として言えばね、せめて( 安倍・元総理 ) 暗殺が成功して良かったなと…」側で笑う青木理pic.twitter.com/M0Uw3eRBEd
— @airi_deshi_555 (@airi_deshi_555) April 17, 2023
2023年4月14日、自身のネット番組『エアレボリューション』内で安倍元首相銃撃事件について下記のようにコメントしています。
「こんなことを言うと顰蹙を買うかもしれないけど、
今までなんら一矢報いることができなかったリベラル市民として言えばね、
せめて暗殺が成功してよかったと。まぁそれしか言えない」
この発言は『テロ・殺人を容認している発言』と思わせる内容だったため大炎上しました。
ネットでは
といった批判が殺到しました。
Twitterで謝罪するも「夕刊フジが誤解を煽った」と投稿し炎上が加熱
4月17日の発言に対して4月20日に自身のTwitterにて下記のように謝罪を投稿しました。
『テロ・殺人を容認』するような発言に対して、「軽率な発言だった」「誤解をまねいた」「テロを容認する発言はしていない」
という内容を含めて謝罪をしています。
「テロを容認する発言はしていない」と投稿していますが、
個人的な意見になりますが「暗殺が成功してよかった」という発言は「安倍元首相の暗殺をよかったと思っている」という内容に聞こえました。
謝罪投稿に加えて『夕刊フジ』に対して抗議する投稿をしたことで炎上が更に加熱してしまいました。
ジャーナリストの有本香氏は島田雅彦氏の発言に対して
『テロの成功に肯定的な評価を与えたことは公的な発言として軽率であった』と明確に認めている。
論旨が一貫しておらず、作家が書く文章とはとても思えない。
「世直しのきっかけになるのだったら、テロを容認するのかと問いたい」
など島田雅彦氏の発言を否定・疑問視するコメントをしています。
みなさんは、島田雅彦氏の発言内容に対してどのように感じますか?
島田雅彦の政治思想は左翼(左派)的で変革を求めていた!
島田雅彦の左翼(左派)的発言
- 「リベラル市民として言えばね、せめて暗殺が成功してよかった」
- 「政治的に際どいことを書いてしまった」
- 「統一教会と協力関係にある政党はマフィアみたいなもの」
島田雅彦氏は『エアレボリューション』での発言を含め、
これまでに何度か現与党(自民党)を否定する様な内容の発言をしています。
島田雅彦氏が発言している『リベラル』とは『自由』を意味する言葉であり
政治には『リベラル』=『穏健な革新をめざす』とされています。
また島田雅彦氏は著書においても『新世界』『改革』『変革』などの内容を含む小説を執筆しています。
これまでの発言や著書の内容から島田雅彦氏は『自由・平等』『改革・変革』といった
左翼(左派)的な思想を持っているのではないかと思います。
私自身の意見になりますが「リベラル市民として言えばね、せめて暗殺が成功してよかった」という発言は
『人間の自由を求める』『穏健な革新をめざす』という左翼派の考えから大きくズレてしまう発言と感じました。
思想以前に「暗殺が成功してよかった」という考えはとんでもない発言ですよね。
左翼(左派)と右翼(右派)って何?
左翼(左派):革新的な考えのこと。政治的には「変革」「理想に少しでも近づく」という考えのこと。
右翼(右派):保守的な考えのこと。政治的には「現状維持」「過去の方法を続ける」という考えのこと。
左翼(左派)と右翼(右派)について簡単にまとめると『左翼は変革をめざす』『右翼は伝統を守る』といったイメージになります。
日本での左翼的思想、右翼的思想を簡単にまとめると下記のようになります。
外交感や歴史感については最近も話題になっていたためイメージしやすいのでは無いでしょうか。
外交では『米軍否定派が左翼派』『米軍容認派が右翼派』
歴史では『同性婚や夫婦別姓を容認派が左翼派』『同性婚や夫婦別姓を否定派を右翼派』
と考えることができます。
まとめ
今回は「島田雅彦の炎上一連の流れ」と「島田雅彦の思想」について調査してみました。
政治だけでなく自分の思想を持つことは大切なことです。
またどの様な思想を持つのも自由だと私は思います。
しかし『命を軽んじる発言・行動』は決して許されることではないと思います。
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